in vitro 溶出データと in vivo データの相関(IVIVC:In Vitro - In Vivo Correlation)を取り、in vitro 溶出データのみから PK の予測を可能にするモジュールです。以前は IVIVC を考慮せずに臨床試験で何度も製剤を変更することになり、無駄な時間と多額のコストがかかることもありました。本モジュールは、新規医薬品開発の製薬企業のみならず、ジェネリック医薬品の企業にとっても、製剤設計の上で非常に有用なツールとなります。
以下の過程で、in vitro 溶出データから PK が予測されます。
まず、既知の PK データを in vivo 溶出データ(またはバイオアベイラビリティ)に変換するステップ(Deconvolution)が必要となります。
本モジュールでは、Deconvolution の手法として、以下が用意されています。
吸収過程も考慮した Mechanistic Absorption モデルでは、長い計算を必要とする代わりにより正確な Deconvolution を行い、古典的な手法である Wagner-Nelson 法、Loo-Riegelman 法では、よりスピーディーに Deconvolution を行います。
Deconvolution 終了後、得られた in vivo 溶出データ(またはバイオアベイラビリティ)と、既知の in vitro 溶出データの相関式を構築します。
IVIVC 構築に使用したデータを用いたバリデーション(Internal)と、別データを用いたバリデーション(External)により、IVIVC モデルの精度を検証します。
高精度の IVIVC モデルを使用し、異なる in vitro 溶出を示す新規製剤の in vivo 溶出データ(またはバイオアベイラビリティ)が計算され、この in vivo 溶出データが PK に変換(Convolution)されます。
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